STEAMライブラリーコンテンツの複数の活用事例を公開することで、学校に合わせたコンテンツの使用方法のイメージを膨らませ、学びのSTEAM化を目指す。
佐賀県立致遠館中学校での実証事例
認定NPO法人テラ・ルネッサンスの支援を受け、年間を通して探究サイクルを繰り返す探究学習の中で複数のコンテンツを活用しました。
3つのコンテンツ「子ども兵の問題を解決するために自分たちにできることを考える」「子育て家庭を取り巻く社会課題について考える」「360 度映像で世界を探究する」を掲載されている指導案の通りに使用しました。複数のコンテンツを用いて探究サイクルを複数回まわし、生徒自身の探究テーマの構築に役立てています。
大阪府立水都国際中学校・高等学校での実証事例
中学1年生から高校3年生までの学年混合で、年間を通した探究学習プロジェクトを進めている学校です。
コンテンツ「未電化地域の暮らしからエネルギーについて考える」に掲載された360度映像のみを活用し、生徒が社会課題を捉えるための補助教材として独自の授業を構築しました。
宮崎県立飯野高等学校での実証事例
地域の課題の解決策を考える探究学習プログラムを進めている学校です。コンテンツ『カンボジアの農村から「貧困」について考える』の1コマ分のみを使用して授業を行いました。
生徒の視点を地域外・海外に広めた上で地域の課題を考えられるよう、地域課題の探究カリキュラムにコンテンツを組み込んでいます。
神戸市立布引中学校での実証事例
株式会社omochiの支援を受け、全12コマの教科横断型探究学習を進めている学校です。
コンテンツ「プラスチックごみと海洋汚染について考える」を授業の文脈に合わせて修正して授業を行いました。コンテンツを最初の 2 コマで導入として使用することで、生徒のごみ問題への関心を高め、探究学習につなげています。
佐賀県立致遠館中学校でのコンテンツ活用の効果
「友達と同じグループになるために探究テーマを選ぶ」のではなく「自分がこれを探究したいからこのテーマにする」という生徒の姿勢の変化がありました。
大阪府立水都国際中学校・高等学校でのコンテンツ活用の効果
360度映像を通して「エネルギー問題」を「現実に発生しているリアルな問題」として捉えられたことで、生徒の授業取組み姿勢に変化がありました。
宮崎県立飯野高等学校でのコンテンツ活用の効果
海外との接点を感じにくい地域で、没入感のある映像やリアルな海外の情報に触れられたことで、生徒の議論が活性化しました。
神戸市立布引中学校でのコンテンツ活用の効果
生徒からは「ごみ問題が自分とこんなに関わりがあることに驚いた」等の声が上がり、探究のテーマ設定につながりました。
・タブレット端末やスマートフォンでYouTubeアプリを使用した360度映像の視聴を推奨(YouTubeアプリを使用することで、より臨場感のある体験ができるため)
※PCでの視聴も可能
※学校で使用している生徒端末でYouTube視聴ができない場合は、教員端末をスクリーンに投影する等で対応可能
https://crossfields.jp/service/vr/
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https://crossfields.jp/
実証事例名 | 360度/VR映像を活用した国内外の社会課題の疑似体験教材の活用事例の創出と展開 |
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受託事業者名 | NPO法人クロスフィールズ |
実証パートナー名 | 認定NPO法人テラ・ルネッサンス、株式会社omochi、佐賀県立致遠館中学校、大阪府立水都国際中学校・高等学校、宮崎県立飯野高等学校、神戸市立布引中学校 |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証校 | 佐賀県立致遠館中学校、大阪府立水都国際中学校・高等学校、宮崎県立飯野高等学校、神戸市立布引中学校 |
対象 | |
対象学年 | 中学1年生〜高校3年生 |
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1.中高生や大学生を対象にSTEAMライブラリー活用事例となる探究授業を実施し、教育現場での活用可能性とSTEAMライブラリーの改善案を検討する...