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日本各地の地域アセットを活かした探究学習 STEAM CHAOS活用事例のイメージ1
STEAM CHAOSによって実現する学びのイメージ2
総合的な学習(探究)の時間における4つの実践事例のイメージ3
教科や単元に紐づけた4つの実践事例のイメージ4
TOPPAN✕地域✕SPACEのイメージ5

実証事業 報告書

  成果報告 (2022年度)  

成果報告(PDF)を参照いただけます。

テーマB最終報告書 凸版印刷株式会社PDF:テーマB最終報告書 凸版印刷株式会社

本事業について

目的

地域の産業・文化をテーマにした探究学習コンテンツSTEAM CHAOSと、日本各地の地域アセットをかけあわせた探究学習を実践することで自分たちの地域をより深く探究する力や、他の地域と学び合う力を育み、持続可能で多様な未来を創る

概要

STEAM CHAOSとは?

教育✕デジタルサービス開発に携わってきたTOPPAN、独自性のある地域、探究の専門家SPACEがそれぞれの強みを発揮して、地域の産業・文化をテーマにした探究学習コンテンツSTEAM CHAOSを開発しました。STEAM CHAOSを活用することによって、自分たちの地域をより深く探究する力や、他の地域と学び合う力を育むことは、未来を生きる子どもたちが直面しうる様々な課題を乗り越え、伝統産業や伝統工芸、さらには地域そのものを継承・発展させることにつながっていくと、希望を持っています。

STEAM CHAOS
https://www.steam-library.go.jp/content/178

総合的な学習(探究)の時間における4つの実践事例

本実証においては、宮城県、群馬県、島根県、兵庫県の小中学校において、STEAM CHAOSとそれぞれの地域アセットをかけ合わせた探究学習を、総合的な学習(探究)の時間を活用して実践しました。

宮城県栗原市立金成小学校6年生
STEAM CHAOS「神様と遊ぼう」を活用して、祭りが地域に存在することの意味や力を探究し、地域の未来を考えました。
https://www.steam-library.go.jp/content/153

群馬県南牧村立南牧小学校4年生
STEAM CHAOS「森林の国ニッポン」を活用して、山間部・少人数制の学校における森林・災害の探究に多角的な視点を取り入れました。
https://www.steam-library.go.jp/content/157

島根県大田市立大田西中学校1年生
STEAM CHAOS「海から受け取る命のバトン」等を活用して、サスティナブルな未来に向けて、100年先の石見銀山について考えました。
https://www.steam-library.go.jp/content/164

兵庫県姫路市立手柄小学校5年生
STEAM CHAOS「白亜の城を守れ」を活用して、プラハ日本人学校の生徒に伝えたい姫路地域の学びを深めました。
https://www.steam-library.go.jp/content/156

教科や単元に紐づけた4つの実践事例

本実証においては、宮城県、新潟県の小中学校において、STEAM CHAOSとそれぞれの地域アセットをかけ合わせた探究学習を、教科や単元に紐づけて実践しました。

宮城県栗原市立若柳小学校6年生
STEAM CHAOS「エネルギーの宝庫三宅島を解剖せよ!」を活用して、活火山とともに生きていることを自覚し、理科「大地のつくり」の単元への意欲を高めました。
https://www.steam-library.go.jp/content/159

宮城県栗原市立若柳小学校5年生
STEAM CHAOS「海から受け取る命のバトン」を活用して、内陸の小学校において社会「水産業」の単元を自分ごと化するとともに、水産業に携わる人々とオンライン交流学習を行いました。
https://www.steam-library.go.jp/content/164

新潟県上越教育大学附属中学校3年生
STEAM CHAOS「黒みりんの黒は何の色?黒みりんのヒミツに迫る!」を活用して、上越地域の発酵技術にかかわる企業や職人と触れ合いながら、研究発表に挑みました。
https://www.steam-library.go.jp/content/158

新潟県上越教育大学附属中学校2年生
STEAM CHAOS「神様と遊ぼう」を活用して、日本古来の鉄を生み出す技法「たたら製鉄」から神話にいたるまで、金属の様々な不思議を探究しました。
https://www.steam-library.go.jp/content/153

成果

動画✕ICT✕人の力をかけ合わせた探究

STEAM CHAOSの動画コンテンツは多様な興味の入り口、起点になりますが、そこからはじまった子どもたちの主体的な学びは、アウト・オブ・コントロールな領域へと広がっています。そこで、ICTを情報検索や思考の整理、クリエイティビティの発揮や子どもたちの能力を拡張するために活用しました。また、子どもたちと一緒に、誰かががふりかえりや価値づけを行ったり、意見交換を行ったりすることで、子どもたちの学習をフォローアップし、自己効力感の芽生えを大切にしながら、探究を深めていきました。

地域・場所を最大限に活かした学校内外の探究

地域特有の環境(風土・原料・人財)を教材にするとともに、地域の専門家、企業、大学、自治体等と交流学習を行う中で、「ホンモノに触れる学び」を実現しました。自分たちにとって足を運べる地域には出向き、足を運べない地域はオンラインを活用するなどして、教室の中の学びと外の学びをかけ合わせながら授業を展開しました。

動画✕ICTで広がる地域を越えた学びあい

児童・生徒が動画を視聴することで一緒に学び合う地域について事前に学習し、自分なりに仮説や問い、提案したいことを用意するなどして、モチベーションを高めた上で授業や交流にのぞむことで、意見交換が活発になりました。また、ICTを活用することで、学びの成果を後日シェアすることが簡単になり、授業後も学校同士や学校と専門家などが、ともに学びを深めることにつながっていきました。

ICTを活用した児童・生徒の多様なアウトプット

探究を深めた後に、学習支援クラウドを活用して、児童・生徒同士の意見をシェアしあい、自分以外の人がどのような視点で物事を捉えているかといったことを知ることで、それぞれが自分なりの意見をさらに深めるきっかけにつながりました。また保護者や地域の人々に向けて発表したり、動画やオンラインコミュニティを活用したりすることによって、学びの成果を教室内外へアウトプット・拡散することにもチャレンジしました。

学校全体で新しい学びに向かう機運づくり

新しい学びに向かうために、福本 理恵氏(SPACE)、平井 聡一郎氏(未来教育デザイン)、松田 孝氏(MAZDA Incredible Lab)、佐藤 靖泰氏(フューチャーインスティテュート)中村 純一氏(佐賀龍谷学園龍谷中学校・高等学校)に探究のスーパーバイザーとして参画いただき、学校現場との意見交換やアンケートを行いました。また学校同士のオンライン交流会を企画するなどして、先生も子どもも探究の実践者として学びを深められる機会を設けました。

実証環境

・タブレット端末:iPad ほか
・Web会議サービス:Zoom


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト
サービス事業者サイト
実証事例名日本各地の地域アセットを活かした探究学習 STEAM CHAOS活用事例
受託事業者名凸版印刷株式会社 ※持株会社商号を「TOPPANホールディングス株式会社」に変更予定
実証パートナー名株式会社SPACE
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域宮城県栗原市、群馬県南牧村、新潟県上越市、島根県大田市、兵庫県姫路市
実証校宮城県栗原市立若柳小学校、宮城県栗原市立金成小中学校、群馬県南牧村立南牧小学校、新潟県上越市上越教育大学附属中学校、島根県大田市立大田西中学校、兵庫県姫路市立手柄小学校
対象
対象学年小学校4年生、5年生、6年生 中学校1年生、2年生、3年生

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