探究の指導における現場の課題解決とSTEAMライブラリーコンテンツの効果的活用を実現する。STEAM的なものの見方考え方を身につける探究導入プログラムを開発し、全国的に汎用化するための検証を行う
広島県立安芸南高等学校
都市部中規模高校。1年5クラス 1学年全クラスでの実施。1学期から「1日1ミリの成長」をスローガンに試行錯誤型の自己探究を重ね、2学期より、本プログラムで「自分が探究したい”問い”」を見つけることにチャレンジ。今回のプログラムでは、STEAMライブラリーのブリタニカ・ジャパンのコンテンツ5つを使った学年をシャッフルしたジグソー型学習を実践。http://www.akiminami-h.hiroshima-c.ed.jp/
広島県立佐伯高等学校
山間部小規模校。1年2クラス 総合的な探究の時間(SAEKI QUEST)では2クラスを1クラスとして実施。1年1学期~2学期に地域の課題を調べ、解決策を検討するところまで取り組み、3学期より、本プログラムでそもそもの課題設定の見直し、探究の質の向上をめざした。http://www.saeki-h.hiroshima-c.ed.jp/
STEAM探究スタートプログラムとは
東京大学生産技術研究所 次世代育成オフィス(https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/)が実施するSTEAM教育のためのワークショップに、経済産業省STEAMライブラリーのコンテンツを組み込んだ、全国どこの学校でも応用できる「探究導入プログラム」。STEAMライブラリーのコンテンツは、課題設定の中盤で「探究に必要なモノの見方・考え方」を獲得するために活用。
教員も共に探究する
プログラムは、探究の課題設定のステップの一つを型として提案するが、その中で生徒が考えるテーマや行き当たる壁は多様であり、答えがない。学び方は指導しつつ、課題については、教員も共に悩み一緒に考える姿勢を見せることで、生徒の自己開示、自己表現がうながされていく。
友達と共に学ぶ
プログラムでは、常に自分の考えを言語化し、他者に表現し、互いから気づきを得る活動を行う。その活動の「道具」とした当たり前にPC/Google Jamboardがある。生徒たちにとって、このくりかえしのなかで、多面的・多角的に物事を見ることの大切さ、友達と一緒に考えると自分の視点が広がることが、普段の授業では得られない実感であった。
生徒の自己評価
終了後、生徒自身がプログラムを通じて身についた、または発揮できたと思う力を自己評価。プログラム実施中と比較すると、主に赤で示された力の伸びが大きかった。
生徒一人一台端末、常時ネットワーク接続
Google Classroom(各クラスごとにClassroomを設定)
協動で思考するツールはGoogle Jamboardを使用
https://www.careerlink-edu.co.jp/
https://www.careerlink-edu.co.jp/
実証事例名 | 普通科高校/総合学科高校改革 STEAM探究【スタートカリキュラム】実証 |
---|---|
受託事業者名 | 株式会社キャリアリンク |
実証パートナー名 | 東京大学生産技術研究所 次世代育成オフィス(ONG)、広島県教育委員会 |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証地域 | 広島県 |
実証校 | 広島県立安芸南高等学校、広島県立佐伯高等学校 |
対象 | |
対象学年 | 高校1年生 |
公立中学校の/休日の/部活動地域移行の/その次に想定される「新しい放課後ビジョン」の創出が、時間に追われる中学生の生活改革をもたらす可能性...
観光ビックデータを使い、エビデンスを作成し、根拠とともに「表現」するチカラを養います。「観光」切り口に社会だけでなく理科、数学、地理な...
「世界のあらゆるテクノロジーを集めた教室」と「ソクラテスが教える空っぽの教室」、どちらに自分の子供を任せたいだろうか? そんな示唆的な...
学校での学びと実社会で必要とされる考え方や科学技術には未だ大きな乖離がある。そこで、この取り組みでは、学校での学びと実社会を繋げるべく...
生徒一人ひとりが教科学習やPBLに主体的に取り組むための前提となる、学びの内発的な動機(=「一人ひとりのワクワク」)を学校現場で育んでいく...
・5ケ年計画で「知のナビゲーター」による探究学習を全国(+海外)で可能にする ・探究的な学びと教科学力の両立が可能であることを示す
地方の公立スタンダート校で、英数校の3科目の授業に「すらら」を導入、個別最適化学習を実現することで、次の5つの実証を目指します。 1.生...
地域の中で企業や大学、教育関係者が一丸となって人材育成を進めるための仕組みの構築