これまであまり実践例のない音楽で「探究学習」の要素を取り込んだりすることで本来の意味での「学びのSTEAM化」事例を創出したいと考えた。
「音のバリアフリー」とは?
社会にある様々なバリアー。「音のバリアフリー」は、音を使い、いかにそのバリアーを取り除くことが来出るかを考えていくきっかけとなるように開発したコンテンツです。
筑波大学附属視覚特別支援学校での実践
「実践的な成果を出し、実社会に還元する」という目標を設定し取り組んだ。
宇品小学校での実践
全3コマでの授業を展開。
1コマ目の道徳の授業では、共生社会を実現するためにどのようなことができるかを考えるきっかけとなった。
2、3コマ目の音楽の授業では、共生社会の実現のためにどこに、誰のために、どのような音サインがあるといいのかを考え、音サインを作成した。
授業を終えて ①指導教諭より
☆指導教諭の役割は、適切なテーマ設定及び議論の先導!
音楽的なアドバイスよりも、考え方や議論の方向性を整理することが重要。
答えではなく発想のヒントを出す意識で。
☆評価については、「過程」を重視!
サインが完成しなくとも、議論の過程が大切!
取り組む姿勢や創意工夫、発想のフレームワーク…気づきなどに価値がある。
☆教材はあくまで考えるきっかけ。成果が形になりにくい怖さはあるが、新たな課題や疑問が生まれることを楽しむべき!
授業を終えて ②生徒より
・教材に取り組むことで、日常生活の改善について新たな視点が生まれた。
・もしかしたら将来本当に実社会に改善をもたらせるかもしれないというモチベーションが生まれた
・そもそも音を意識していなかったが、一度立ち止まって考えることで色んな事が見えてきて、面白かった
・もともと、こんなのがあるといいなとは思っていたが、あらためて考えると音があることの良し悪し、整理について考えるきっかけになった。
作成された音サイン① 宇品小学校
実際に作成された音サイン①
https://musiclab.chromeexperiments.com/Song-Maker/song/5210636160335872
作成された音サイン② 宇品小学校
実際に作成された音サイン②
https://musiclab.chromeexperiments.com/Song-Maker/song/6021922834087936
筑波大学附属視覚特別支援学校 音楽科:各生徒に電子キーボード(ローランド)
広島市立宇品小学校:各児童にiPad
実証事例名 | 音楽の授業でのSTEAM的探究 |
---|---|
受託事業者名 | ブレーン株式会社 |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証地域 | 東京都、広島県 |
実証校 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 音楽科、広島市立宇品小学校 |
対象 | |
対象学年 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 音楽科、広島市立宇品小学校(小学校4年生) |
チェンジメイクを業務目的とする担当社員に対して、大牟田リビングラボを舞台にサービス開発の実践を通じ、Marketing4.0を超える人間観、コミュ...
チェンジメイカーを育む上で重要と考えられている「システム思考」教育を就学前段階から導入している米国の先進事例を参考にICTを活用して提供で...
求められる人材像が大きく変わる中、今世界で注目されている教育手法が、教科横断型で課題を解決する力を育む、STEAM に重点を置いたプロジェク...
オンラインで探究学習を行えるようにすることに取り組みました。それによって、コロナ禍においても探究学習を実践し、児童生徒の興味関心を喚起...
AIと人の指導を掛け合わせた 「修得のスピードアップ」と「理解の深化」の両立を実現を目指します。
大学のリソースを活用した運動部活動の地域移行の実現可能性について、施設などの物理面、人、カネ、学校側の考え方など多面的に検証する。
1.教員が個人で主導するだけではなく、組織単位で広くSTEAM教材活用を進めるためのプロセスを整備し、そのネットワークを全国に拡大していく。...