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実証事業 報告書

  成果報告 (2022年度)  

成果報告(PDF)を参照いただけます。

テーマE最終報告書 株式会社 steAmPDF:テーマE最終報告書 株式会社 steAm

本事業について

目的

「個才」を開いていくための「サードプレイス」の整備を通じた格差是正、Underrepresented な存在への支援 ~子どもの多様な才能を開花させるSTEAMの遊び場を「開かれた公共性」の中に生み出していく~

概要

機器の設置

立体を印刷し、独創性を形にする、3Dプリンター。光る、音が出る、センサーもついたマイコンボード、SPACEBLOCK®。レゴが動くロボットに?!レゴとプログラミングを融合した、SPIKE™プライム。自分で組んだプログラムでロボットなどを動かせるプロトタイピングツール、VIVIWARE Cell。これらのデジタルツールに加え、段ボールやカラフルなペンといったアナログツールも設置。

メンター研修

設置するデジタル機器(上記参照)それぞれの使い方、遊び方についての研修だけではなく、STEAMとは?探究学習とは?ファシリテーションとは?など計7講座、8時間超の研修を実施。 なお、今回の実証事業後の動きとしては、3月29日31日に6時間におよぶ 1 Day STEAM CAMP(有償)を実施。各回20名程度の参加者(主に大人)が参加し、今後のメンターとしての参加にも意欲を見せ、メンター育成研修のあり方も確立しつつある。

オープン日

八千代図書館計13回(2022年12月22日(木),23日(金)、2023年1月12日(木),14日(土),25日(水),27日(金)、2月1日(水),4日(土),7日(火),11日(土),18日(土),,21日(火),26日(日))
善通寺図書館計10回(2022年12月14日(水),18日(日),22日(木)、2023年1月7日(土),11日(水),15日(日),25日(水)、2月1日(水),5日(日),14日(火))
訪れた方が自由に好きなツールで遊べる日を設置。

イベント日

八千代図書館計3回(2022年12月11日(日)、2023年1月9日(月祝)28日(土))
善通寺図書館計3回(2022年12月11日(日)、2023年1月9日(月祝)、2月5日(日))
各種ツールの体験会や、1月9日八千代ではお正月企画「段ボールで仮面を作り、マイクセンサーで動くLEDを埋め込み、オリジナルのアニメーションを作ろう」や、学生メンター発案の「3Dプリンターを使って絵本の世界から飛び出そう」といった様々なイベントを実施。

司書さん体験会

今後運営に携わられる司書さん向け体験会を実施。(計4回:2023年2月7日(火)、2月17日(金)(2部制)、2月21日(火)、於八千代図書館、各回4名の司書さんが参加)

成果

八千代市立中央図書館 利用者数のカウント

・子どもの利用が大半を占めるので、学校のない週末の利用者数が多かった。
・大人の参加者はほとんどが子どもの付き添いであり、子どもと一緒に制作を始めたり、子どもを見守ったりしていた。
・平日の早い時間帯には大人単独の来訪も時々あった。
-60代男性。3Dプリンタに興味をもち、自宅の表札を作成。
-25歳男性。仕事の休日に図書館に来たついでに立ち寄り、SPIKEプライムで制作。もともとレゴが好き。
・単独で参加する大人の方の体験を増やすためには、子どもと異なるアプローチが必要と感じた。

善通寺市立図書館 利用者数のカウント

・子どもの利用が大半を占めるので、学校のない週末の利用者数が多かった。(特に日曜が多い印象)。
・母と子の組み合わせが大半。
・リピーターは平日の放課後に子どもだけで来て、メンターに頼らず自主的に進めていく傾向が見られた。
-小学校高学年(4〜6年)が多い
-男の子が多い
・予約なしで当日に参加する親子は、通りすがりで機器を見て、子どもが興味をもって入ってくることが多い。
・大人だけで来る人は多くはないが、数人はいた。ものづくりを楽しむというより、機器の説明を聞いて満足されることが多い。

参加者アンケート(集計)

・実際に参加いただいた方は大人も子どもも概ね満足していただいた。
・3年生のリピーターの女の子は1、2月で5回程度、来訪。初回より3Dプリンタをつかって「うさぎ」の造形をする。初回はスペースにきても、何も作るものが思い浮かばず、作っては消してを繰り返していた。2月になると、自分でどう作るかを決めてから作成していた。回数を重ねてツールの使い方の知識を得たことで、何ができるかを認識しながら取り組むことができていた。それにより主体性や積極性が表にあらわれていた。
・3年生の男の子は誰にも話しかけることなく制作をして帰っていく。簡単なものから徐々に複雑な構成のものを作るようになっていった。作りたいテーマがだんだんとはっきり見えてきて、それを表現する力もついてきた。
・保護者によるとあまり学校に行かず、週に4日くらい家にいる子ども。保護者(母親)が「このような場所があるのがすごく嬉しい。」と子どもといっしょに来訪。メンターとも交流しながらスペースブロックを使って、ひとつ難しいところまで動かしていた。

司書さんアンケート

・普段の参加者の賑わいを横目に見られていることもあり、全般的にメイカースペースが楽しいものだという、ポジティブな印象をもたれていた。
・運営にあたっては、音やスペースの問題など実際に現場で働かれている方目線の懸念点もあげられていた
・実際に運営に携われるかという問いについては、14名中半数以上の9名が現時点では教えることは難しいと回答しており、今後の研修の充実や、マインドセットなどが課題となる。

実証環境

3Dプリンター・SPACEBLOCK®・SPIKE™ プライム・VIVIWARE Cell・各種工作用具(折り紙、ラミネーター、はさみ等)、タブレット、Microsoft Surface


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト
サービス事業者サイト
実証事例名図書館でのSTEAM Playground構築 & Makers 育成プロジェクト
受託事業者名株式会社 steAm
実証パートナー名株式会社図書館流通センター(TRC)、東武トップツアーズ株式会社
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域千葉県八千代市、香川県善通寺市
対象
対象学年未就学児、全学年、大人も含む

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