学校の教職員の方々は既存業務に時間が大幅に割かれている現状であり、子どもたちの可能性をより伸ばすことができる「未来の教室」ビジョンを実現しようにも、そのためのリソースが教育現場では慢性的に不足している
生成AIの活用により教育現場にリソースの余白を作り、「未来の教室」ビジョンを実現
教員現場の働き方をテクノロジーの活用により、ビジョン実現の「リソースの確保」と「高付加価値な業務への時間分配を目指す」
業務の実態把握
本実証の対象業務である小テスト作成と授業準備に関する業務実態をアンケートとヒアリングを通して把握。本実証以前における生成AIの利用状況、各対象業務における負担が大きい作業の実態を調査。
校務向け生成AIの開発
教育現場における生成AI活用を目指し、「小テスト作成」と「授業準備」の業務で最適に活用可能な生成AIプロダクトを開発。
教育現場での適切、且つ効果的に利用できることを主眼に、操作性が高いUIの実現、プロンプト生成のアシスト機能を搭載。
生成AI研修の実施
教育現場で適切に生成AIを利用するために、生成AIの特性や生成AIプロダクトの操作方法などを研修を通してレクチャー。生成AIで適切なアウトプットを出力するためのプロンプト設計やハルシネーションの回避などのポイントをレクチャー。
小テストの選択肢作成を効率化
複数の先生が小テスト作成業務及び授業準備における業務時間の減少を体感。特に、国語や英語など文章を扱う教科の小テスト作成では、生成AIの活用により、選択肢の作成において複数の選択肢を短時間で作成することが可能となり、業務負担を低減しながらも、より柔軟且つ幅広い問題生成を可能とした。
クリエイティブな業務へ
具体的なAIの利用による効果的な取り組みとして、❶小学校では、節分行事で使用する鬼のお面を画像生成AIを利用し作成。生徒により楽しい行事体験を提供。
❷また、会議資料で使用する授業改善に関する議論の論点の整理や評価軸の設定を生成AIを活用し、設計。これまで独自で考えていた思考行動を生成AIとコミュニケーションを取り、行うことで、業務時間を効率化すると同時に、より最適なアウトプットの出力ができた。
・端末:各実証事業校で通常使用するPC、タブレット
・生成AIプロダクト:AWSのClaude 2.1を利用
・アンケート:Google フォームを利用
・その他:プロダクトの利用方法のレクチャーの際はオンラインミーティングサービスZoomを使用
・事業開発事業部
地原 大(チハラ ダイ)
070-8788-4576
chihara@lifeistech.co.jp
なし
https://life-is-tech.com/
実証事例名 | 生成AIサービスを活用し、学校教職員の授業準備・事務業務の効率化を図る実証事業 |
---|---|
受託事業者名 | ライフイズテック株式会社 |
実証パートナー名 | ボストンコンサルティンググループ |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証地域 | 神奈川県鎌倉市 |
実証校 | 鎌倉市立深沢小学校、鎌倉市立手広中学校 |
対象 | |
対象学年 | 深沢小学校:1〜6年 手広中学校:1〜3年 |
18mの「動くガンダム」を起点としたSTEAMコンテンツ、アニメ発信のプロジェクトを題材にして、興味関心を促し、普段の生活の中にも学びがあると...
公立校の教科学習にSTEAM教育の視点を取り入れた探究的・教科横断的な学びの実践を目的として、「STEAM化で拡張された学びを教科に揺り戻した深...
課外にある学びの資源を、自らの意欲・関心に基づいて選択・創造し、学び続ける力と、それを加速させるつながりを誰もが獲得できるサードプレイ...
学習eポータルをはじめ、データの連携・可視化を行う中で、生徒・支援者共に、どのようなユースケースで利用するのか、または、利用すると効果的...
探究学習と知識・技能の学びが相互に循環・発展し続ける学びと、 高校における(進路目標に紐づく)「学習計画の設計」とそれに基づく自律的な...
プラントの運転や保安などにおける課題に対し、広義のIoT、システムを利活用して解決に取り組む人材を育成する。
学校現場に根付くSTEAMプログラムの開発。合わせて、学校現場に根付くSTEAMプログラムに共通するデザイン原則の開発。