探究学習を含む高校での学びが、大学に繋がっていない。探究と進路が断絶されていることで、高校での探究学習の「やらされ感」及び、生徒と大学のミスマッチが生じている。
探究と進路が紐づく入試制度を設計し、生徒が高校で見つけた「学びたいこと」を大学に繋げられ、大学側は欲しい人材を獲得できる仕組みを作る。
1.総合型選抜の課題整理
高校/大学が抱える総合型選抜に関するニーズ・ペインの調査を実施しました。また、課題を整理した上で、Inspire Highの既存事業と関連性を持たせた形で、解決すべき課題の特定を行いました。
2.解決策として入試プログラムのプロトタイプ作成
総合型選抜の課題解決に繋がる、新たな入試プログラムのプロトタイプを作成し、付随する探究学習成果物アウトプット機能や、評価のためのルーブリック案を検討しました。また、作成したプロトタイプが高校/大学のペインを解消し、ニーズを満たすものになるかヒアリング検証を行いました。
入学前後のミスマッチの要因を整理・分析
大学側が求める人材の要素①知識②思考力・表現力③意欲・関心のうち「意欲・関心」は特に学部の振り分け前に明確化できることが望ましいが、現状下記の要因により、困難な状況であると分析しています。
1. 「意欲・関心」は「思考力・表現力」で装飾可能なうえ、外部者からも添削されており、本質を見抜くことは困難
2. 生徒の「意欲・関心」と大学/学部を適切に紐づける進路指導は、高校側の人員・知見では難易度が高い
解決方針の策定
上記要因に対して、本実証における解決方針を、「生徒の『意欲・関心』の育成と『学部』の紐づけを行い、評価が難しい『意欲・関心』を学びのプロセスを経ることで担保する、新たな総合型選抜の入試プログラム設立」と整理しました。
生徒の「意欲・関心」に着目した新たな総合型選抜の入試前プログラムのプロトタイプを作成
特定の社会課題やテーマに対して、Inspire Highのプログラムを活用した探究的な学びを通して、意欲・関心を明確化/並行して学部理解を促進し、「意欲・関心」と紐づけることで、納得感の高まった状態で学部を選択・出願できる、新たな入試前プログラムのプロトタイプを作成しました。ヒアリングの結果、やりたいことは何となく見えているが、学部選択に課題を感じる生徒に対して、本プログラムが高校の進路指導を補填する点でメリットがあることが明らかになりました。
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株式会社Inspire High マーケティング・事業開発 溝口りりか<r_mizoguchi@inspirehigh.com>
https://www.inspirehigh.com/
https://www.inspirehigh.com/
実証事例名 | 探究学習を進学・就職につなぐ制度設計に関する実証実験 |
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受託事業者名 | 株式会社Inspire High |
実証パートナー名 | 長野県教育委員会、信州大学、学校法人立命館 |
実証年度 | |
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実証地域 | ー |
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