ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   探究学習を進学・就職につなぐ制度設計に関する実証実験
  • line
のイメージ1


実証事業 報告書

  成果報告 (2023年度)  

成果報告(PDF)を参照いただけます。

最終報告書 株式会社Inspire HighPDF:最終報告書 株式会社Inspire High

本事業について

背景

探究学習を含む高校での学びが、大学に繋がっていない。探究と進路が断絶されていることで、高校での探究学習の「やらされ感」及び、生徒と大学のミスマッチが生じている。

目指す姿

探究と進路が紐づく入試制度を設計し、生徒が高校で見つけた「学びたいこと」を大学に繋げられ、大学側は欲しい人材を獲得できる仕組みを作る。

概要

1.総合型選抜の課題整理

高校/大学が抱える総合型選抜に関するニーズ・ペインの調査を実施しました。また、課題を整理した上で、Inspire Highの既存事業と関連性を持たせた形で、解決すべき課題の特定を行いました。

2.解決策として入試プログラムのプロトタイプ作成

総合型選抜の課題解決に繋がる、新たな入試プログラムのプロトタイプを作成し、付随する探究学習成果物アウトプット機能や、評価のためのルーブリック案を検討しました。また、作成したプロトタイプが高校/大学のペインを解消し、ニーズを満たすものになるかヒアリング検証を行いました。

成果

入学前後のミスマッチの要因を整理・分析

大学側が求める人材の要素①知識②思考力・表現力③意欲・関心のうち「意欲・関心」は特に学部の振り分け前に明確化できることが望ましいが、現状下記の要因により、困難な状況であると分析しています。
1. 「意欲・関心」は「思考力・表現力」で装飾可能なうえ、外部者からも添削されており、本質を見抜くことは困難
2. 生徒の「意欲・関心」と大学/学部を適切に紐づける進路指導は、高校側の人員・知見では難易度が高い

解決方針の策定

上記要因に対して、本実証における解決方針を、「生徒の『意欲・関心』の育成と『学部』の紐づけを行い、評価が難しい『意欲・関心』を学びのプロセスを経ることで担保する、新たな総合型選抜の入試プログラム設立」と整理しました。

生徒の「意欲・関心」に着目した新たな総合型選抜の入試前プログラムのプロトタイプを作成

特定の社会課題やテーマに対して、Inspire Highのプログラムを活用した探究的な学びを通して、意欲・関心を明確化/並行して学部理解を促進し、「意欲・関心」と紐づけることで、納得感の高まった状態で学部を選択・出願できる、新たな入試前プログラムのプロトタイプを作成しました。ヒアリングの結果、やりたいことは何となく見えているが、学部選択に課題を感じる生徒に対して、本プログラムが高校の進路指導を補填する点でメリットがあることが明らかになりました。

実証環境


お問い合わせ先

株式会社Inspire High マーケティング・事業開発 溝口りりか<r_mizoguchi@inspirehigh.com>

サービス情報サイト

ダウンロードコンテンツ
サービス事業者サイト
実証事例名探究学習を進学・就職につなぐ制度設計に関する実証実験
受託事業者名株式会社Inspire High
実証パートナー名長野県教育委員会、信州大学、学校法人立命館
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域
実証校
対象
対象学年

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • 探求学習と教科学習のサイクルを回す「知の...

    ・5ケ年計画で「知のナビゲーター」による探究学習を全国(+海外)で可能にする ・探究的な学びと教科学力の両立が可能であることを示す

    詳しくはこちら探求学習と教科学習のサイクルを回す「知のナビゲーター」

  • 学校をフィールドにした総合型放課後サービ...

    本事業は、沖縄県うるま市において学校管理下で行われている「部活動」を将来的に地域移行するため、民間事業者が地域スポーツクラブの設置及び...

    詳しくはこちら学校をフィールドにした総合型放課後サービスによる持続可能なクラブ運営のための調査研究事業

  • 音楽×算数×プログラミングの横断的学習プロ...

    STEAM教育を普及させるため、音楽・算数・プログラミングを横断的に学べるMusic Blocksとカリキュラムを開発し、小学校へ無償で配布しています。...

    詳しくはこちら音楽×算数×プログラミングの横断的学習プログラム(Music Blocksの公教育導入実証)

  • アセスメントとラーニングの学校内外での連...

    ①学校内外での学習ログの連携・活用  実証校における、学習ログの具体的な連携・活用事例の創出 ②連携・活用による効果  学習ログの連携・...

    詳しくはこちらアセスメントとラーニングの学校内外での連携事業

  • フィールドスタディ(インターンシップ)を...

    企業について情報収集をする「視点」を身につけた上で ●地域の企業が、地域や社会の課題を解決していることに気づくこと ●自分の言葉で質問で...

    詳しくはこちらフィールドスタディ(インターンシップ)を含む「総合探究学習支援プログラム【locus】」

  • 高校「総合的な探究の時間」における社会課...

    学校の授業において、生徒が身近な課題を発見し解決方法を見出すこと、またそれをwebサイト等のテクノロジーを生かして実現できるカリキュラム(...

    詳しくはこちら高校「総合的な探究の時間」における社会課題解決 ~探究×ITで、社会につながる創造的な探究の実現~

  • 大学リソースを活用した部活動の地域移行の...

    大学のリソースを活用した運動部活動の地域移行の実現可能性について、施設などの物理面、人、カネ、学校側の考え方など多面的に検証する。

    詳しくはこちら大学リソースを活用した部活動の地域移行の受け皿整備の検証

  • 「未来の教室」実証事業~渋滞/混雑解消をテ...

    創造性、課題設定解決力を育成する世界の人材開発競争に遅れないイノベーションを起こせる人材育成、人材育成のための指導者の発掘、育成、能力...

    詳しくはこちら「未来の教室」実証事業~渋滞/混雑解消をテーマとしたSTEAMS化のPBLのライブラリ構築~



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室の今(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら